通学講座と通信講座の生徒さんからよく聞かれる切り口を押さえる方法についてコツをご紹介します。
まずは写真をご覧ください。
ワイヤーを巻き付けた後に切ると、切り口がちょっぴり飛び出していますよね。
この切り口をちゃんと引っ込ませていますか?
あのちょっとした飛び出しが、肌に当たるとチクチク痛いですし、髪の毛も挟まるんですよ。
めがね留めもワイヤーを切った後はこんな感じになりますね。
ここを切りっぱなしで販売されている商品もあったりしますが、買う人は、ここ気を付けて見て買ったほうがいいですよ。
じゃあ、どういう状態がいいんでしょう。
飛び出している切り口を平ペンチで芯棒に沿った向きに寝かせます。
拡大画像なのでちょっとピンボケですが、芯棒に沿わせているのがわかりますか?
このような状態にするとワイヤーが引っかかりません。
こういう状態にするといいですね。
平ペンチで切り口を押さえるだけなんですけど、よくある失敗は下記のような状態です
切り口は押さえてあるんですけど、芯棒からちょっとだけ浮いてしまっている状態ですね。
この状態だとやっぱり髪の毛が引っかかったり、このちょっとした隙間に髪の毛が入るので、引っ張られて結構痛いです。
これはちょっとした平ペンチの使い方でこのようにならずに押さえることが出来ます。
2つの方法をご紹介しますね。
1)平ペンチの先をワイヤーの巻き方向と同じ方向に押さえる方法
写真のようにペンチの切り口とペンチの先が同じ方向に向けます。
そのままペンチを切り口に上から押さえて、軽く握り、巻き付けている方向と同じ方向に回しながら押さえつけていく。
この方法だと浮いてしまう心配がないんですね。
浮いちゃうっていう方はこの方法を試してみてください。
2)ペンチの先がワイヤーの巻き付け方向と反対側から押さえる方法
上記の方法とは逆側から押さえる方法です。
切り口をペンチの先で押さえます。
そのまま巻き付け方向に回しながら押さえていきます。
巻き方が反対になるだけで、巻き付けながら押さえていくというのは同じです。
先ほどの失敗例は、この方法で押さえつけて、巻き付け方向に巻きながら押さえないで、切り口を反対方向に押してしまった場合に、あのように浮いたような状態になるんですね~。
要は、切り口を押さえるというのは、切り口をつぶすのではなくて、芯棒に沿ってなでつけるというほうが近いかもしれません。
切り口を綺麗に巻き付けるには、切った時の長さも重要です。
あまり長すぎると巻き付ける長さも長くなりますので、細かい隙間で行う場合、難しくなります。
なるべく切るときは短く切ったほうがいいかなと思います。
写真はわかり易くペンチ先を使わずに太いところを使っていますが、実際はかなり細かい隙間で行うことになりますので、もっとペンチの先だけでこの作業をすることになります。
それから、押さえたときにワイヤーに傷がついたり、色が剥げてしまうという場合は、押さえる力が強すぎる可能性があります。
私も始めたばかりの時は、#24のワイヤーがつぶれて折れるほど握っていました。
そんなに強く握らなくて大丈夫です。
軽く押さえつける感じでOKです。
上手くできないっていう方、ぜひ試してみてくださいね。
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