昨日からアートの秋音四人展が始まりました。
今回はアトリエデュクールさんのご協力で会場にベルガモットを基調としたさわやかな香りを演出していただきました。
来ていただいた方はリラックスして気分が良くなると思います。
今回の私の作品のメインは最後に完成しました黒打掛になるのですが、この打掛は前作の狐面と同様狐の嫁入りに使われる花嫁衣裳として作りました。
着物本体は銅で作り、最初は赤い着物にしようかと思っていたのですが、狐の嫁入りは人間に築かれないように夜に行われたことから、闇夜に紛れやすいよう黒い着物にしました。
内布は赤く見えるように銅そのもの色を残しています。
背中の柄も内側の様子も見れるように展示していますので、どうぞ回り込んで内側からのようすもご覧いただけたらなと思っております。
こちらの画像はターンテーブルの上に乗せて撮影したものです。
柄は高貴でおめでたい雰囲気で打掛などによく使われる御所車。
周りにお花をたくさんつけた花車などもいいなと思いまして、御所車の周りにお花を多くしてみました。
そして幸福と富貴な象徴して使われる牡丹をあしらいました。
緋銅を使って、赤い花びらを作ることができましたので、赤いボタンが出来上がりました。
着物を吊るす衣桁ですが、こちらも狐の嫁入り道具としてわかるように土台に貝で狐火を描き、螺鈿のように埋め込んでします。
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