ビーズ屋黒猫Blog

気になる、小さな本の内容は?

小さな本は1ページに3文字しか入らず、飛び出してきた文字とイメージ画像ではどんな内容なのかわかりませんよね。
実は、この本を作るずっと以前に、物語の挿絵のような作品を作りました。
猫が窓辺で外を見ていると、庭の木の枝に1匹の蝶が止まっている様子を眺めているというシーンです。
この猫は黒猫で、夢の中を旅するお話です。
蝶に誘われて外に行くことでいろんな風景を見ていく架空のお話です。
このお話は、このシーンから始まります。
蝶に誘われるように外に出ると花壇にたくさんの蝶がいて、さらについていくと森に誘われてそこで泉にたどり着くという内容なのですが、冒頭シーンと花壇にいるたくさんの蝶、そして泉は作品として過去に作っています。
泉の作品は夢蝶泉という名前で過去に展示会に出しましたが、冒頭シーンと花壇の蝶の作品は今まで展示会に出したことがなく、今回冒頭シーンだけ展示することになりました。
物語の書かれている本自体を作ることで、文字が映像に変わっていく瞬間やそれを切り取った挿絵が、本から出てきたものだとより分かりやすいと思って、以前の作品とリンクする形で連続した作品になるように作りました。

以前作った時の冒頭シーンは蝶が透かしの状態でしたが、その後夢蝶泉を作った時に青い蝶が舞っている様子を作りましたので、今回展示会に出すにあたり、青いビーズを入れて青い蝶に変えました。
花壇に出てそのあと森に誘われていくまでの間にあと2つ挿絵のイメージがありますが、まだ作品にできていません。
今後はその作品も作って、連続したお話が出来上がっていくようなものを作っていけたらと思っています。

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