ワイヤーリングシリーズ第33番目 3本撚り線のワイヤーリングです。
今回の作品は私自身気に入っているデザインです。
華奢に見えるんですけど、かなり丈夫です。
そして、より線が買ってきた既存パーツのように綺麗に見えるんですよ~♪
0.6㎜のワイヤーを3本ねじっていくんです。
3本適当にねじると、大体均等にねじることができずに、どこか汚くなってしまいますよね。
2本だって綺麗にねじろうと思うとコツをつかむまでうまくいかないことがありますので、3本だとなおさらですね。
なので、一般的に作るときは一方を固定してもう一方をハンドドリルなどに付けて、グルグル回してより線を作るんですけど、リングのための10㎝くらいのワイヤーのためにハンドドリルなんて用意できないよって思いますよね~。
私もそう思います!
なので、3本のより線を手で均等に綺麗に作る方法を公開しました。
0.6㎜って手で簡単に曲げることができる太さなんですけど、3本になると結構硬いんですよ。
しかもねじっていくので、さらに硬さが増していきます。
なので、三つ編みの時のように指で押さえて編んでいくという事はできません。
いや、もしかしたら、世の中には万力のようにしっかり押さえることができるくらい指力がある人もいるかもしれませんが、一般的な方はできないと思いますので、卓上バイスという固定具を使って、ワイヤーを動かないように固定して、両手で作っていきます。
写真の卓上バイスはホームセンターで購入したものですが、100均にミニ万力という名前で売っているんですね~。
そんなに安く手に入るなんて、知らなかったな~。
ということで、こういう工具で固定します。
このより線は両手を使ってすごく簡単に作ることができるんです。
そして、とても綺麗にできます。
より線はいろんな作品に応用ができるので、この作り方だけでも見てほしいですね。
今回4㎜の穴の開いた天然石を使っています。
周りに2本の流線形の飾りをつけてビーズの脇に巻いて処理しているんですけど、3本のより線なので左右にあと1本づつあるはずなんですよね。
そのワイヤーの処理が全く見えないでしょう。
これがね、今回のワイヤーの処理のポイントなんです。
ねじっているワイヤーの流れを壊さないように見えないところで独特の処理をしています。
ぜひそのあたりも見ていただけたら嬉しいです。
難易度について、より線の作り方は非常に簡単で、流線形のフレームも今までとそう変わらないデザインですので難しくありません。
0.6㎜のワイヤー2本を4㎜のビーズの周りを綺麗に飾って、その隣にきっちり切り口が見えないように処理するのも、慣れてきた方には難しくないでしょう。
一番てこずるのは裏でより線のデザインを壊さないよう、流れに沿って初めと終わりの切り口をぴったり合わせて切って、押さえ込むところだと思いますので、そこだけちょっと難しいです。
綺麗にできるとテンション上がりますので、やってみてくださいね。
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