コンテスト作品が完成しました。
タイトルは「蓮池」
蓮華じゃなかったの?って思いますよね。
蓮華池にしようかな~とも思ったんですけど、蓮華池より蓮池の方がピンとくるかなと思って蓮池にしました。
厳密にいえば、蓮と睡蓮って違うものなんですけど、花を作った時のイメージは宮城県の伊豆沼に咲く蓮なんですよね。
だから、蓮池にしました。
この作品は蓮そのものではありません。
蓮が咲く池の風景をネックレスにしたんです。
水面に浮かぶ大小の葉の間から大輪の花やまだ蕾のものがあったりといろいろあって、池なので水がゆっくり流れている様子は、下に曲線に流れるように表現しました。
また、花が蕾からだんだん開いていく様子も下から上にその変化を見て取れるように作ってみました。
中央の葉には水滴がころころと転がり、太陽の光を反射して光っています。
製作するにあたり、一番印象に残っているのは、前述しましたけど、宮城県の伊豆沼ですね。
蓮が咲き乱れる沼をボートで遊覧できるんですよ。
もう手に触れそうなほどの距離に蓮を見ることが出来て、幻想的というか、極楽があるならこういう感じなのかなって思うようなきれいな景色だったんです。
それを思い出しながら作りましたね。
そしてもう一つ影響を受けたとしたら、数年前に横浜美術館で行われたモネ展です。
モネの睡蓮の作品とモネを模したほかの作家さんの作品をいくつか見たんです。
私は絵画はまったく知識がありませんが、モネの作品かどうかは一目でわかりました。
水の描き方が素敵で静かなのに心に残る風景だなと思ったのを覚えています。
そういう水の流れというかそういうものも作品に取り入れたいと思いました。
今回は、コンテスト作品ですので、かなり豪華に仕上げています。
左右非対称に作っていますので、角度によって見え方も違いがあります。
留め金はフックですね。
垂れ下がったアジャスターもかわいらしく見えるようにデザインしました。
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