彫金にはどうしても必要な工具がいくつもあります。
その中でも一番大きな工具は延圧機と呼ばれるもので、ローラーとローラーの間にワイヤーや金属の板を挟み込んで、くるくる回すと潰れて細くなったり薄くなったりするというものです。
希望より厚い板しか持っていないなんて言うときは、わざわざ必要な厚みの板を購入しなくても、このローラーで好きなように引き延ばすことが出来ます。
調べたらローラーにはいろいろ種類があるということがわかりました。
溝が全くない平らに伸ばすだけのローラー。
平らなローラーと角線用の溝があるもの。
平らなローラーがなくて、角線の溝ばかりのもの。
平らなローラーと角線と甲丸線用の溝があるもの。
溝の数が2本のものと3本のもの。
こんな風にいろいろあるようです。
彫金教室では、平らに伸ばすほかに、ローラーに角線用の溝と甲丸線ようの溝が3本づつ彫られていて、太さの違う角線や甲丸線も作れるローラーを使っています。
まぁ~これが便利なんですよね。
私も欲しいな~って思っていたんですが、何しろお値段が高くて・・・
でも今回すごくラッキーなことに私でも買えそうな中古品が手に入ったんです。
安い中古が出るのをずっと何か月も待っていたんですよ。
中古もいろいろで、平らなローラーと2種類の溝があるものは値段が安くならないんですよね。
安いって思っても、ローラー事態にものすごい傷があって使えなかったり。
そんな中、ローラーとバフモーターとグラインダーの3点セットでネットに出ていたんです。
バフモーターとかグラインダーとか使ったことないし、購入するつもりなかったんだけど、教室に置いてあったので、先生に使い方教えてもらって活用しようと思い、思い切って買いました。
重たくて30㎏くらいはあるんじゃないでしょうか。
届いたローラーはかなり汚れていて、オイルに埃がついて歯車のところはべとべとです。
回してみるとポーってなんだか鳴るんですよ。
後ろのステンレスの板のところもべっとり汚れがついています。
真鍮の板を入れてみたんですけど、板にも汚れがついてしまって、このままでは使えないため、お掃除することにしました。
機械用のクリーナースプレーを買いに行き、エンジニアの主人に掃除を手伝ってもらいました。
歯車の溝の中にもべっとりと油と埃汚れがついていましたが、それも一つづ掻き出して綺麗になりました。
新品のごとくぴかぴかにするにはもっと方法があるようですが、とりあえず、汚れが落ちて歯車が快適に回転して、異音がしなければいいということで、この辺で終了しました。
かなり使い込んであるのか、ハンドルの手で持つところは本当は木製の取っ手があるはずなんですけど、ないですね。
メーカーのロゴも取れちゃっています。
この形はおそらくharpという会社の製品だと思うんですけど、そういうロゴとかないから安かったのかな。
でもローラーに傷もないですし、前の持ち主は大切に使っていたんじゃないでしょうか。
綺麗にしたし、大切に使っていこうと思います。
この記事へのコメントはありません。