11月の展示会の新作として着物を作っています。
メタルで着物を作ってみようと思いまして、銅で着物本体を作ることにしました。
銅板を切って着物の形にしたところで、立体的に見えるように襟をつけていきます。
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前身ごろの胸のあたりまでを襟とロウ付けでくっつけます。
銅板のロウ付けは全然流れなくて、うっかり残っちゃうと銀ロウが目立っちゃうので、今回は銅ロウを使いました。
銅ロウはいつものロウ付けとやり方が少し違うのでうまくできるか心配でしたが、何とか出来ました。
まだ片側しかつけていないので、身ごろと離れている様子がわかりますね。
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裏から見ると襟が立ち上がっているように見えるでしょうか。
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両襟ついて、長さをそろえたら襟付け完了です。
次に、後身ごろと前身ごろをつけるために後ろ見ごろを5㎜程前に起こします。
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襟と後身ごろの間に前身ごろパーツを作って押し込んでロウ付けしたのですが、この前身ごろパーツを作るのがなかなか大変でした。
どんな形で作るといいか平面に描いてみても、どうもよくわからないので、実際に紙でパーツを作ってみました。
紙パーツを切り取って、実際にはめ込んで何度か形を変えてパーツの形を決めました。
次に紙で作ったのと同じ大きさで銅板を切って作ってみたのですが、これがなぜかちょっと小さい。
原因は紙と銅板を曲げた時の厚みや曲がり具合が違うことで銅板だと紙より余計に面積が必要ということがわかりました。
最終的には紙パーツより1周り大きく作り、実際に押し込んでみて大きすぎるところを切りながら微調整して作りました。
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両脇に前身ごろがついて、完成です。
ここのパートが一番立体的に表現できるところで、さらに難しいなと思っていたところなので、何とか形にすることができてほっとしています。
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メタルで作っていますが、布で作ったような皺とかそういうものができて、柔らかく見えるようにできたらいいな思っていますが、襟と前身ごろが裏返るところは自然な皺がよって自然な柔らかさが出てくれたかなと思います。
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ここから次は裾部分と袖部分を作っていきます。
裾に行くにしたがって、より滑らかに広がるようにしようかと思っています。
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