もう9月ですね。
梅雨明けが遅かったので猛暑が9月まで続くのではないかと思っていましたが、やはり9月だと日が落ちるのも早く、まだ暑いとはいえ、風が秋風になってきたなと感じます。
さて、真鍮のバングルを作っておりましたが、それを見た男性からシルバーでツイストバングルを作れないかというご連絡をいただきまして、作りました。
角のツイストと平角のツイストで迷っていらっしゃるとのことでしたので、せっかくなので両方作ってみていただこうと思いまして両方作りました。
3㎜の角のツイストと3x2㎜の平角のツイストを比べるとその違いが分かっていただけると思います。
男性用なので、私の腕にはかなり大きいんですが、モデルがいないので私の腕の手の甲にかかった部分で撮影しています。
こちらは角ですね。
こちらは平角ツイスト
ツイストバングルは作るのが簡単そうに見えるのですが、実は磨くのが大変!
磨くときはヤスリで目立つ凹みや大きな傷などを綺麗に削った後、400番から順番に細かくなるように紙やすりで磨いていきます。
もちろんリューターなどのマシンも使うのですが、先端に付けるやすりは結構大きくて、細い隙間に入らないんです。
ねじったときに一番出っ張っている部分は凸部分の面ではなくて、淵なんです。
凸部分の面も淵と同じ高さに見えますが、ほんの少しくぼんでいるんですね。
なので、リューターで磨くときに大きな砥石のようなもので磨くと淵ばかり削れてしまうので、注意して磨かないといけません。
そして、凹んでいる部分はリューターにつける細いものでも入りにくく、この隙間に入るような小さなシリコンポイントは最後の仕上げにはいいのですが、400番くらいの粗いものがないんですね。
したがって、ここは人力です、手で磨きました。
でも、手で磨くと細かい部分まで磨けるからやっぱりきれいなんですね~。
ある程度手で綺麗に磨き上げた上にシリコンポイントで磨いて、さらにリューターにセームをつけて艶出しをします。
シルバーも真鍮も磨かないとピカピカには光りませんからね。
最後の最後は酸化防止の保護剤を塗布して終わりです。
コーティング剤を塗布しているので、酸化しにくいですが、それでも銀なので酸化してきます。
ピカピカに保ちたい場合は、やはりお手入れが必要になります。
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