さぁ~、下半身の製作工程です。
とその前に、私は耳をつけていないことにこの時点でようやく気が付きました。
今は胴体から頭まで空洞なので指が入るんですが、足を作ってしまうとこの空洞を閉じてしまうので、この先耳をつけるのが大変難しくなります。
胴体をつける前につけたほうが断然やり易かったのですが、時すでに遅しで、ここで耳を付けました。
正面から見たときに左右同じ高さになるように付けています。
ここから、下っ腹を作っていきますよ。
ここのデザインをすごく悩んだんです。
だって、原画のデザインが何を意味しているのかさっぱり分からなくて。
お腹が鱗なんだもん、足まで鱗じゃないの?って思うんだけど、どう見てもデザインが違うんですよね。
縦線デザインを立体に・・・う~ん どの技術を応用したらいいのか思いつかない・・・
ということで、顔と同じデザインのほうが統一感もあるしいいかなということで、下半身も亀甲編みで行くことにしました。
まずは、鱗のワイヤー一つ一つにステンレスワイヤーをひっかけて、亀甲編みの始まりです。
円形の枠につけずに網目に絡ませたのは、編んでいる模様がつながっているように見えて綺麗かなと思ったので、あえて枠につけませんでした。
この後からの足がとても大変でした。
亀甲編みって平らに編んでいくとか、一つの筒状に編んでいくって言うのは簡単にできるんですけど、途中で二方向に分かれるとか、分岐して編んでいくのって見たことなくて、どうしようかすごく考えたんです。
最初は3つの足から作って、最後にそれを繋げてお腹を作るって方法でやってみたんです。
ところが、これだと全部出来上がってみないとバランスのいい大きさに出来上がっているか確認が出来なんです。
だから2回作ってみたのですが、足の太さがおかしいとか、長さが足りなかったとか、いまいち納得いく大きさにできなくて、結局お腹から作っていく方にしました。
これだと筒状の物を3方向に分けていく作業になってしまうので、編み目を3方向に分岐するためのパーツを作る事にしました。
これがなかなか大変でしたが、何とか出来上がり、足が3本作ることが出来ました。
ひれは別途作って、亀甲編みの最後のワイヤーでしっかり押さえて完了です。
これで終わりではありません。
髪の毛を地肌が見えないように綺麗に整えて、毛先を内巻きにセットしたら完了です。
これを見た母から、可愛いからストラップにしたいわ~って連絡があったのですが、小さいものだと思ったらしいんです。
大きさは4.5×5.0x9.0㎝の手のひらサイズなので、ストラップにはできないですね。
玄関に飾りたいからもう一つ作ってって言われましたが、もう大変だったから、作りたくないかな~(^-^;。
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