ビーズ屋黒猫Blog

ネックレス収納ケースを作る

コンテストの作品を送る準備を始める時期になりました。
東京都美術館に展示してもらえるなんて滅多にないから、搬入や搬出が自分でできるなら、行ってみて雰囲気を見てみたいと思っていたんですけど、コロナウイルスがあるので断念しました。
まぁ~仕方ありませんけど、送るということはちゃんとネックレスが壊れないように梱包しなければなりません。
こんな厚みのある作品をどのように梱包しようかずっと考えていました。
実行委員会からの推奨梱包は100均の書類など入れるプラスチックケースのキッチンのスポンジを敷き詰めてそれに作品を挟み込んで梱包するというものでしたが、私の作品は厚みがあるので、それをやってしまうと壊れてしまうのですよ。

キッチン用の物より柔らかいスポンジで、挟むというより、ネックレスの形にくぼんでいてそこにネックレスが動かないようにはまっているというのが理想です。
そうするにはどうしたらいいか・・・。
100均に行っていろいろ探したんだけど、いいスポンジがなくて。
どうしよう・・・ってぼんやりお店の物置を眺めていたら、あれっ?っこんなスポンジ持ってたんだ!っていういい具合に、硬さも大きさも十分なスポンジ発見!
何のために使ったのかわかりませんが、これで作ることにしました。

まずは、スポンジをケースの大きさに切って、マジックで目分量で線を引きます。
その線に沿ってカッターでスポンジの半分くらいまで切込みを入れます。
そして、作品を上に置いておかれたスポンジの所をちぎったり、ハサミで厚みを半分くらいにします。
カッターで切込みを入れておくとハサミが入れやすいし、どこまで厚みを削いだかわかり易いですね。
もう~虫が食ったみたいになっちゃって汚い感じですね~。
もっと綺麗にできなかったの?って感じですが、どうやったら綺麗になるか分からないから、もうこれでOKってことにしました。

上にかぶせる蓋側はお花がケースぎりぎりまで厚みがあるため、スポンジを残しておくとお花が押されて壊れてしまうため、スポンジを切り取ってしまいました。

汚い底面も作品を入れるとほぼ見えなくなります。

個のスポンジはケースに張り付けてあります。
ケースを閉じるとちょうど出っ張ったところが穴が開いているようになっています。
ここはケースぎりぎりまでお花が来ますが、周りのスポンジが支えてくれるので壊れることはないでしょう。

私がケースにこんなにこだわるのには理由があります。
2回目に出したコンテストの作品が返品されてきた時、ふっくらと曲線をつけて作ったはずの作品がペタンコになって戻ってきました。
しかも、プラスチックケースに作品の写真と名前を記載していたの
に、その箱ではなく、ただの段ボールの中に汚い包装をされていました。
コンテスト主催者に連絡して作品の扱いが雑すぎることやケースはどうしたのか連絡しましたが、結局ケースは紛失し「すみません」という言葉しかいただけませんでした。
そんなことから、今回は自分で搬入出が出来ないのだったら、ちゃんと作品が壊れないケースを作ろうと思ったんです。
これに入れて返していただけるかどうかが問題ですが、誰が入れても同じ様に入れられるようにしました。
作品を入れるときはくぼみに沿って入れてもらえますが、蓋側はちょっとずれるとお花が潰されてしまう可能性もあるため、かなり余裕をもって穴を開けました。
後は壊されないで返却されることを祈るのみです。

展示は3/26-30 東京都美術館で行われます。
コロナウイルスが収束していると思えませんので、皆さん見に来てくださいと言えないのが残念ですが、一応場所のご案内。

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