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リメイク第2段!ものすごく緊張した~

リメイク品 第2段です。
ブローチです。

今月半ば、妖精猫の絵を描く作家の中島祥子さんが来店されまして、割れたガラスに描いた絵をブローチに加工できないかというご相談をいただきました。
こちらがその時お持ちになったガラスです。
玉使いの猫ちゃんです。玉をくるくる浮かせています。

最初は3点留のようなラッピングにしようと思いました。
しかし、いざ作ろうと思って改めてガラスを見ると、絵がガラスの縁ギリギリに描かれているんですよね。
3点留の方法だと、フレームが邪魔してしまい、絵が綺麗に見えないかもしれません。
さらに、ガラスの切り口が結構する鋭くて、ブローチにすると皮膚や洋服が引っかかるかもしれないな~と思って、ラッピング方法を変更してフレームの形を変えました。
ギザギザのフレーム2枚で周りを囲み、細いワイヤーで編む様に包むことにしたんです。

いや~緊張した!緊張した!久々にドキドキしながら仕事をしました。
だって、割れたガラスってどんな衝撃で割れるかわからないですからね。
とにかく優しく持つ、やたらにワイヤーを当てない、ペンチも極力使わない、ベタベタ持たない等、細心の注意を払って作りました。

これだとガラス全体を包むので、ギザギザの引っ込んだところが爪のように淵にちょっとだけ引っかかっていれば押さえられますし、周りを全部編んで包んでいるので外れて落ちてしまう心配がありません。
そして、何よりガラスを包んでいるときにペンチを使わなくていいのです。
サンドして編むときの力加減もかなりソフトにしました。
きゅっと締め上げてパリンって割れちゃったら大変ですからね。

絵はガラスに直接描かれていて、裏側は絵具の盛り上がりがザラザラとわかるものでした。
このままブローチにすると絵具部分がこすれてはがれてしまうかもしれません。
そのため、ラッピングするときに透明の薄いプラバンをガラスと同じ形に切り、裏からプラバンを当てて一緒にラッピングしました。
写真だとわからないですよね。
包んでいるときにどうしてもガラスを手で押さえていないといけないんですけど、プラバンを当てたので、直接絵の具部分を触らずにラッピングできました。

もう一つ工夫したのが、ブローチピンです。

ちょうどいいボーイッシュなブローチピンがなかったので、ピンから自作しました。
ピューターパーツにラッピングしたガラスを付けて、パーツの大きさに合わせてバネステンレスでカブトピンを作りました。
バネステンレスは硬くて加工が大変ですが、ブローチピンですからね、これくらい硬くて跳ね返りがないと丈夫なピンができません。
最後はピンの先端をやすりで尖らせて完成です。

ビーズ屋黒猫ではアクセサリーの修理やリメイクを行っております。
ご要望をお聞きして、ご希望に合わせた材料やデザインでお作りいたします。

 

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