ビーズ屋黒猫Blog

ワイヤーで作った開閉できるアンブレラ

ビーズ屋黒猫は5時でお店を閉めますが、今日は9時まで働いちゃいました。
というのも、もう少しで出来上がりそうな作品があって、もうちょっとだ!もうちょっとだ!ってやっているうちに4時間も経っちゃいました。
もう~ね、微調整に思わぬ時間をとられてしまって、全然もうちょっとじゃなかったです!
でも、おかげさまで出来ました!

これから梅雨の季節ですので、アンブレラなんてどうですか~?

ガラスと水晶とガーネットの傘です。
今は、薔薇が美しい時期ですし、天辺に薔薇を付けました。

結構大きいです。
掌を広げたくらいの大きさがあります

この傘の特徴は開閉できるところです。

ワイヤークラフトで傘の形を作るものはよく見るので、開閉できる素敵な傘を作ってみようと思いました。
使った材料は1.5㎜のバネステンレスを傘の骨組みに使っています。
これが切れなくて、悲しいかな、大事なステンレス用ニッパーをダメにしてしまいました・・・(T_T)
それでも切れずに、結局ルーターにダイアモンドカッターを付けて切りました。
最初からこうすればよかった・・・皆さんも気を付けてね。

開閉できる様にするため工夫したのは、内側にメモリーワイヤーを使ったことですね。
メモリーワイヤーとはブレスレットやチョーカーなどの使われる、伸ばしても元の形に戻る記憶形状のワイヤーのことです。
これを内側の6本の骨組みの根元に付けてみました。
構想通り、ちゃんと機能してくれましたよ。
実物の傘とは作りが違うので、しっかり閉じるところまではできませんね。
動かすには丸い銀のボールを上下させます。
下がってこないようにシリコンのストッパーを付けました。

もう一つの工夫は、傘の表面をワイヤーで作らずに、チェーンにしたことです。
開閉できるようにするためには、傘の表面の面積も変わりますから、それに伴って動いてくれるものでないといけません。
ワイヤーで作るとどうしても直線的な部分が出てくるため、ぶつかったり引っかかりができてしまうと思って、チェーンにしました。
開いたときはチェーンが張っていますが、閉じたときはたるみます。
再度開いたときにチェーンが正しい位置に戻ってくれないと、綺麗な模様が出来なくなってしまいます。
柔らかい動きと正しい位置に戻るように、一部骨組みに固定するなどして、ようやく完成しました!
残りはチェーン取り付けるだけだ~なんて、甘く考えていたから4時間もオーバーしちゃったんですよね~。
この固定の微調整が、ここを直せば、隣りがずれる・・・・なんて具合にちっとも進まなくてね~。
まぁ~出来上がってよかった!
これもグループ展に持って行きます。

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