彫金教室で母の日のプレゼントとして作っていたものなんですけど、展示会の作品作りに追われてしばらく中断していましたが、この度ようやく完成いたしました。
次にプレン是とする機会は、敬老の日になりますね。
冬のコートやショールに付けてもらえたらいいな。
お面を作り始める前は飾りをフレームの中に飾りを入れている途中でした。
飾りと花芯とピンをつけてようやく出来上がったのがこちら。
洋服に着けるとこんな感じで、結構大きな存在感のあるピンになります。
この作品を作っているとき、細いワイヤーと太いフレームをつけるのに、ロウだけでなく細いワイヤーで作った飾りまで溶けてしまいロウ付け失敗したりしてて、ロウ付けって難しいな~と感じていました。
ロウ付けは慣れだから練習あるのみと思って、溶けませんようにと祈るようにロウ付けしていました。
ところが、ロウ材をいつもとは違うお店から購入しました。
そしたら、そのロウ材は5分ロウで今までと同じはずなのに、やたら溶けやすくて使いやすかったんです。
思わず、私ロウ付けうまくなった?なんて思っちゃうくらい簡単に溶けるんですよ。
そして、以前に購入したものと比較したところ、なんと以前購入したのは3分ロウであることが判明しました。
通2分ロウ、3分ロウ、5分ロウ、7分ロウという名前で売っているんですけど、前回購入したのは、そういう名前ではなくて、融解温度が○~〇度って書いてあって、それを見て買ったんです。
そう、その融解温度の見方を間違って購入していたんですね。
そして、1年以上3分ロウを5分ロウと思って使用していました。
3分ロウのほうが5分ロウより融解点が高いので、高温にしないと溶けません。
彫金教室ではだいたい5分ロウで作品を作るので、3分ロウは使ったことなかったんです。
なるほど、あまりに溶けないので、火を当てすぎて地金のワイヤーが一緒に溶けてしまっていたんですね。
でも、最近は3分ロウでも細いワイヤーを溶かさずロウ付けできるようになってきていたので、途中から5分ロウに変更して、めちゃくちゃ楽にロウ付けできるようになりました。
そして、最初に3分ロウで全部ロウ付けした細い渦巻きの飾りはフレームに付けるときに5分ロウでつけたので、外れてしまう心配なく付けることができました。
融解温度の違いを利用して作品を作ったのは初めてでしたが、こんなに有効なんだということを実感しました。
3分ロウを使い続けた1年は失敗してダメにしたパーツもいっぱいありましたが、無駄ではありませんでしたね。
やっぱり練習あるのみですね。
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