狐面を作ろうと思ったものの、こんな大きな作品を作ったことがなかったので、どんな道具が必要なのか、彫金の先生に相談しながら、真鍮板をたたいて凹ませていくために必要な道具を考えながら作ることにしました。
通常板を凹ませていくときにはすり鉢状の木の台の上で叩きます。
アクセサリーだったら手のひらサイズのすり鉢状の台が販売されているのですが、何しろ大きいのでそのサイズでは全く意味をなさないので、作ることにしました。
そもそも木材の表面をすり鉢状にしていくにはどういう道具が必要なのかもわからず、調べてみましたが誰もそういった情報を載せていなったので、思いつくまま彫刻刀で削ってみました。
円を書いて、中心が一番深くなるように削り始めたのですが、この彫刻刀が100均の彫刻刀だった為か、刃がぼろぼろになって削れなくなってしまいました。
仕方ないので、ホームセンターでのみを買ってきて削りました。
やっぱりノミはすごく削れますね。
下の写真はノミで全体的にすり鉢状にした状態です。
この後サンドペーパーで磨いたのですが、今回はそれほどきれいに磨かなくても問題ないと思って、結構粗いまま終了としました。
この上で真鍮板が少し反り返って、ふくらみを持つくらいまで叩きました。
しかし、顔を作るにはそれ以上に膨らみを付けなければならないので、これ以上に深い土台が必要です。
深い土台を作るのは無理なので、穴の開いた台を作って、その上に板を乗せて穴に落とし込むように叩くことにしました。
ということで次に作ったのが、穴の開いた台です。
私の持っている糸鋸が小さすぎてこの円を作ることができなかったので、ひたすらドリルとノミで削って作ったので、円がガタガタですね。
でも円のガタガタ加減は今回の作品には影響しないのでその辺も良しとすることにしました。
ここに板を乗せてだんだん叩いて作った様子です。
淵を少し切り取って叩きやすくした状態です。
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