打掛を立てて展示するための衣桁を作っていました。
ようやくそれも完成です。
まずは足となる土台を角材から作りました。
それぞれのパーツをサイズに合わせて切っていきます。
それぞれのパーツをボンドで固定して立体にして作ったほうが簡単なんですが、収納できないとギャラリーに半こんだりする時にかさばるので、組み立て式にしようと思いまして、穴をあけてそこにダボがはまるようにしました。
本物の衣桁は漆塗りだと思うのですが、こちらは漆風の塗料で仕上げました。
一番上に来るバーの部分は塗料ではなく、真鍮の粉をかけて金色にしています。
本当の衣桁は柱部分が土台の中央に来るのですが、今回は吊り下げる着物がメタルのため吊るしたときに一番素敵に見えるように中央よりも後ろ側に柱が来るようにしています。
今回の黒打掛は狐の嫁入りのお嫁さんの着る花嫁衣装として作りましたので、この衣桁も狐の嫁入りシーズとしてわかるように土台に貝で狐火を入れました。
螺鈿のように七色に光る光が怪しく美しく灯ります。
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