着物の柄を作成していました。
以前作った御所車を中心に周りに蔦柄を真鍮とシルバーで、お花を真鍮で作って配置していきます。
今回の作品は額に飾るような作品ではなく立体作品でいろんな角度から見ていただけるように作っています。
袖も表も裏もありますので、柄もそれぞれ違っているものを作っています。
なかなか豪華なものが出来上がりましたが、まだこれで完成ではありません。
大きなお花は牡丹をイメージして作ったもので、この中に花びらを1つづつ作って、埋めていきます。
最初ここには貝シートを切って貼ろうと思っていたのですが、実際貝シートを切っておいてみたら、イメージとだいぶ違うので止めました。
やっぱり赤い色のほうがいいなと思いまして、緋銅を作ってそれを入れることにしました。
非銅とは銅を高温に熱して赤く色を付けたもののことです。
着色ではなく、銅そのものが変化したので、周りにガラスコーティングのような幕が出来上がるので、緋銅はロウ付けができません。
なので、花びらは接着剤で貼り付けます。
銅は元々赤っぽいですが、どのくらい違うのか見てみましょう。
なましてある銅なので黒っぽいですが、これを熱すると赤くなります。
このパーツをお花の花びらの枠の中に入れていきました。
小さいパーツで作るのに苦労しました。
一番小さいもので1×2㎜位のもあります。
緋銅は熱する温度と時間によって色が変化するのですが、パーツが小さすぎてあっという間に真っ赤になってしまうので、その温度と時間を調整するのが難しく毎回違う色になってしまいます。
でも、今回は花びらなので濃淡があるほうが面白いものができました。
それぞれの牡丹のお花に花びらを入れていきます。
そして、着物柄パーツがすべて完成です♪
やっぱり赤が入ると雰囲気違いますね。
次は着物の本体と合体させて完成となります。
この記事へのコメントはありません。