最近昼間と夕方からの気温差がかなりあるので、夕方になると着替えて暖かくしています。
湿度も50%ないので指がガサガサになってきてしまって、ちゃんとケアしないとぼろぼろになってくる季節になりました。
気を付けないといけませんね。
今日は、牙ペンダントを脱着できるネックレスを作るまでに試行錯誤を繰り返しながら、迷走していた様子をご覧いただきます。
結果没になった作品ですので、素敵じゃありませんが、いきなり最終形のデザインが浮かんでくるというものではなく、日々こういう試行錯誤を繰り返して作品を作っているということを知っていただけたらいいなと思って公開いたします。
今回は、一番重要視していたのは、ペンダントを絶対に紛失しないということでした。
だから、トップをカニカンなどの留め具でネックレスの中央に引っ掛けるとか、短いチェーンに通して、両端をネックレスのどこかに引っ掛けるというものは、留め具が壊れたり、その短いチェーンが切れてしまってトップが落っこちてしまう可能性があります。
ネックレス自体は壊れていないので、トップが外れたことに気が付かないということになりかねません。
なので、最初からそういう構造ではだめだと思っていました。
一番いいのは、ネックレスから外れないことですが、もし壊れてしまっても、いち早く気が付く仕組みにしようと思いました。
チェーンが切れたりしたら、当然ネックレスは首から落ちます。
この時トップもネックレスと一緒にくっついているということが大切だと思いました。
トップだけ知らぬ間に無くなっているということがないからです。
ということで、トップのバチカンにもネックレスと同じチェーンが通っているものにしようというものにしようと決めました。
ここから、ネックレスにもトップにもチェーンを通して、トップは外せるようにするにはどうしたらいいか考えまして、チューブ状のものに途中で切り込みを入れて、そこにトップを後から入れられるようにしたらどうだろうと考えました。
そして作ったのが上記の写真です。
正面から見ると、上だけつながっている板状のものがありますが、横から見ると左右は筒状になっています。
切り込みにしたからトップのバチカン部分を入れて一緒にチェーンを通したらチェーンが切れない限りトップが外れることないよねって思って作ったんです。
下の写真がチェーンを通したときの理想形です。
そして、このチューブ状の上からいろいろ装飾したらいいんじゃないかと、いただいた植物の画像を見ながら似たような絵をかいて真鍮の板を切ってみました。
ここで画力がないことがばれてしまっていますね!
うーん・・・なんていうか 海藻っぽいよねって自分でも思ったんです。
でもね、せっかく切り出したし、チューブに付けたらそれなりに素敵に変身するかもよっていう期待を込めてロウ付けしました。
いや、なんていうか、立体的でさらに海藻っぽさが増したような気がする・・・。
でも、せっかくここまで何日もかかって考えた案だし、もう少し周りの装飾増やしたら素敵になるのかもしれないと信じて周りの装飾を作ります。
この装飾は左右のチューブを薄い板だけでつないでいる上部の部分を補強して、形をこの形でしっかり固定するのに役立ちましたが、デザイン的には、ちっとも素敵になっていきませんでした。
そして、一応このシステムがチェーンを通したときに思った通りにトップを取り付けられるのかどうかだけでも確認してみました。
うわ!ダメすぎるぅぅぅ~
デザインもそうだけど、機能的に思った通りにできませんでした。
トップはちゃんと中央にとどまってくれましたが、トップの一番上のところが、チューブの上の部分と同じ高さになっていなければならないのに、トップの重みでチェーンが下に下がり、チューブの下の部分とトップの上が同じ高さになってしまって、トップの上と飾りの間に変な隙間ができています。
機能的にもこの設計のペンダントは没ということを確認して、脱着可能なネックレスの設計のところからやり直しすることにしました。
後日、生徒さんに、こんな没作品ができたよって見せたところ、「これはこれでカッコいいとおもいます、聖闘士星矢みたいで♪」言われました。
なんて優しいんでしょう。
よく見れば、聖闘士星矢の被り物のようにも見えなくはないかな?
いや、やっぱり聖闘士星矢に悪いかな。
だって、聖闘士星矢は海藻はかぶってないもんね。
ということで、いろいろこんな風に数えきれないほどの駄作も生み出したりしているんです。
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